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『走ることについて語るときに僕の語ること / 村上 春樹』

走ることについて語るときに僕の語ること 走ることについて語るときに僕の語ること
村上 春樹
文藝春秋 2007-10-12
内容紹介
1982年秋、『羊をめぐる冒険』を書き上げ、小説家として手ごたえを感じた時、彼は走り始めた。以来、走ることと書くこと、それらは、村上春樹にあって分かつことのできない事項となっている。アテネでの初めてのフルマラソン、年中行事となったボストン・マラソン、サロマ湖100キロ・マラソン、トライアスロン......。走ることについて語りつつ、小説家としてのありよう、創作の秘密、そして「僕という人間について正直に」、初めて正面から綴った画期的書下ろし作品です。
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私のいつもの瞬間的な趣味で終わるのかこの先続くのかわかりませんが、たかだか3~4kmレベルでも走っているので、興味を持って手に取りました。

村上春樹自身は結構なランナーで、それこそ毎日10kmを走り続けているらしい。そんな彼にとっての「走ること」を綴った本。これは走っている人なら、より面白く読めるんじゃないのかしら。ジョギングの入門書でもなく単なるエッセイでもないんだけど、彼が走りを通して感じたことが色々とつづられていて、「小説家」が「ランナー」であるとこのような本が生まれるのだなあと思った。

実際問題、村上さんのレベルが高いので(フルマラソンとかトライアスロンとか)、自分自身と比べて見ることは全然なかったんだけど、走っているときの気持ちはわかるような気がした。自分を機械化するとかゴールするときに「もうこれ以上走らなくていいんだ」と一番最初に思ったりするあたり。

また村上さんがもし墓碑銘を選べるのなら、と前置きして

村上春樹 
作家(そしてランナー)
1949-20**
少なくとも最後まで歩かなかった

というのはイカしてる。僕はマラソンをしているんであって歩くために(レースに)来たんじゃない、という姿勢で彼は走り続ける。疲れるとすぐ歩く私には耳が痛い。やっぱり連続して走らないとジョギングにもならんよね。でも村上さんは33歳からマラソンを始めたそうなので、私にも可能性はあるってことだ。

小説じゃなくても村上文体の単語の選び方が素敵だったので、村上エッセイの波が来るような予感。

            

Comments:4

みん 2009年1月 5日 23:37

そうなんだよ、この本、文体がいいよねぇー。
あっしもこの本好きなのよねぇ。走らんけど。

nyonta Author Profile Page 2009年1月 6日 09:16

エッセイなのに単語の選び方とか素敵よねえ…ホウって感じよね。作家は内容もあるけど、文体ってあるわね。日本語万歳。
走らないけど、あたしより走れるみんちゃん乙。

kuro 2009年1月 7日 12:04

"地球のはぐれ方"はおもしろいよ。コアで。
"辺境・近況"という旅行紀もよいよ。
春樹さんのエッセイは気が抜けておもろいですな~

nyonta Author Profile Page 2009年1月 7日 12:13

kuroちゃん、お勧めありがとう~。
どちらも読んだことないなあ。早速、近々読んでみたいと思います!
村上さんのエッセイって安西水丸と組んでやってたやつぐらいしか読んだ記憶がなかったよ。

        

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